仏王は伝統的唐木仏壇の粋を集めた傑作です。
プレミアムセレクション仏王
牡丹と孔雀をモチーフにした取り外しのできる欄間は、本黒丹の無垢材を使用し重厚感があります。

牡丹と孔雀をモチーフにした取り外しのできる欄間は、本黒丹の無垢材を使用し重厚感があります。

障子には豪華な飾り組子を上下に配置するという仏王ならではの独特の意匠です。

障子には豪華な飾り組子を上下に配置するという仏王ならではの独特の意匠です。

本黒丹の無垢材に彫刻を施した化粧柱が力強く、荘厳なイメージを醸し出しています。

本黒丹の無垢材に彫刻を施した化粧柱が力強く、荘厳なイメージを醸し出しています。

須弥壇には立体彫りの龍、余間には取り外し式の獅子が配置されています。今では珍しい昔ながらの造形を採用しています。

須弥壇には立体彫りの龍、余間には取り外し式の獅子が配置されています。今では珍しい昔ながらの造形を採用しています。

蓮の花のレリーフガラスが入った美しい膳引きは、火や傷、水等からお仏壇を保護する役割も兼ねます。

蓮の花のレリーフガラスが入った美しい膳引きは、火や傷、水等からお仏壇を保護する役割も兼ねます。

    「仏王」の来歴


  • 徳島は唐木仏壇の生産高では全国一の規模を誇る産地で、特に練り(厚板貼り)と呼ばれる高級唐木仏壇で有名です。
  • 「仏王」はその中でも総ネリ(四方厚板貼り)という最高級ランクの仏壇です。
  • 「仏王」は徳島の仏壇メーカー森正グループで製造・販売されています。
  • 徳島は高級唐木仏壇の産地です。

    徳島は高級唐木仏壇の産地です。

    仏壇コンテストで最優秀賞デビュー


  • 「仏王」は、平成7年(1995年)「第一回徳島八宗唐木仏壇コンテスト」で最優秀賞を受賞し、華々しいデビューを飾りました。
  • 「仏王」という名前は文字通り仏壇の中の最高級品、王者たる風格を備えた仏壇であるとの意味を込めてつけられました。命名者は森正グループの創業者、故森力(もりつとむ)です。
  • 「仏王」はその名前に恥じない品質と風格を備えているといっていいほどのお仏壇です。
  • 伝統と新鮮さを兼ね備えたデザイン、流れるようなフォルム、細部に至るまで精巧に作られた部品、妥協のない強烈な個性は、長きにわたって培われた仏壇製造におけるノウハウと熟練職人の技術を持ち、常に最高峰の仏壇を目指す故福島忠夫による執念の産物です。
  • 命名者:森力 森正グループの創業者 設計者:福島忠夫 金仏壇のデザインからヒントを得ました。 コンテストで最優秀賞の賞状

    命名者:森力 森正グループの創業者

    設計者:福島忠夫 金仏壇のデザインからヒントを得ました。

    コンテストで最優秀賞の賞状

    仏王を作る職人たち ~木地加工・組み立て~


  • 最初の試作品は仏壇職人、滝本義之の手により作られました。
  • 当初は、滝本義之と山添正/金原良次コンビの2つの製造ラインで作っていました。
  • 職人滝本義之引退後、山添/金原コンビが「仏王」を作り続け、現在に至っています。
  • 職人山添正、金原良次は、共に15歳で出来高払いが基本の「請取り」と呼ばれる仏壇職人の世界に入りました。
  • 一年ほど見習いとして雑用をしながら、見よう見まねで作り方を覚えたそうです。
  • 当時の職人の世界は、弟子(見習い)に教えるといった習慣はなく、誰もが親方の技術を見て覚えていました。
  • 二人は並はずれた才能を持っていたので、一年もすると仏壇が作れるにまでなったのです。
  • その後独立するのですが、三年間はお礼奉公という制度のもと、親方を通して仕事をしていました。
  • 寡黙な職人(滝本義之) 技術を極めたい(金原良次) 作品がすべて(山添正)

    寡黙な職人(滝本義之)

    技術を極めたい(金原良次)

    作品がすべて(山添正)

  • 腕のいい職人は高級仏壇の依頼が来ますが、そうでないものにはそれ相応の収入しか得られなかったといいます。
  • 当時はほとんどが請取り職人としてそれぞれ独立していて、木地職人は、木取り工程と塗装工程、彫刻以外はすべて一人で作っていました。
  • 仕事場は、基本的に親方の工房で機械を借りて作っていました。
  • 組子はもちろん、戸板のホテ(凸部)や戸・障子の角を丸める「角丸(すみまる)加工」や「紐面取り」といった装飾加工も全部自分で作っていたそうです。
  • 今ならNC機械といわれるコンピューター自動制御機でする仕事を、ノミや様々なカンナを使ってひとつひとつ手作りしていたといいます。
  • 今でも例えば彫刻の欠けなどがあれば、ノミやカンナで部分を作って修理します。
  • 職人山添/職人金原の二人はコンビを組んで30年を超えます。
  • きっかけは同じ仏壇の依頼があり、一人が機械を使っていたらひとりがその機械が空くのを待っていたことでした。
  • それなら二人でやった方が早いのではないかというのがその理由です。
  • 時代の流れと共に、分業による流れ作業(ライン生産方式)が行われるようになり、ラインに組み込まれるのを潔良しとせず、独立して今日に至りました。
  • その後大量生産の時代を迎え、請取り職人制度は消えて、彼らが職人最後の世代となったのです。
  • 仏王を組立て中の山添正(左)と金原良次(右)

    仏王を組立て中の山添正(左)と金原良次(右)

    安定した品質の秘密


  • 加工のすべてを同一人物で行うことは(仏王の場合、山添/金原の二人)業界では「手が揃う」といい、安定した品質につながります。
  • 部品加工の段階から組立てを想定し、木目を合わせ、切り組みを調整し、組み立てやすく加工しているといいます。
  • そこがラインで流れるものとの大きな違いであり、ライン生産した製品とは一目瞭然で違いがわかります。
  • 本黒丹の厚板!高級材をふんだんに使います。 ハタガネという治具を使って接着しています。 仏王のシルエットを特徴づける下台を組んでいるところです。 下台がほぼ組み上がりました。ひとつひとつ丁寧に手作り。

    本黒丹の厚板!高級材をふんだんに使います。

    ハタガネという治具を使って接着しています。

    仏王のシルエットを特徴づける下台を組んでいるところです。

    下台がほぼ組み上がりました。ひとつひとつ丁寧に手作り。

    仏王を作る職人たち ~塗装~


  • 塗りは一流の塗装職人へ委託、仕上げは塗装職人横田博文が手掛けています。
  • 唐木仏壇の特徴は木目の美しさが生かされているところ。「仏王」は、材質の美しさ、材質の特色を最大限に引き出す塗装方法を採っています。
  • それは<オープン塗装>と言われ、漆工技術のひとつである摺り漆仕上げを漆ではなく化学塗料で行うもので、高級唐木仏壇の主流となっている塗装方法です。
  • 塗装はまず<目出し>というアク抜きを行います。この工程を省くと木目にアクが入って目が潰れてしまうのです。
  • 紫丹とシャム柿はアセトン洗浄液、黒檀は水を使ってアクを抜きます。
  • 木地研磨を行い着色します。木地研磨も熟練の職人が丁寧に行います。木地研磨の当たり具合はそのまま仕上がりに影響する大切な工程です。
  • オイルを含め4種類の塗料を配合し、通常のヤニドメより硬い塗料を作ります。刷毛(ハケ)で塗り込み、ウエス(布)でひとつひとつ拭き取ります。
  • そして、表面に塗料を滲み込ませるような感じで塗り込んでいきます。
  • 「仏王だから…。」職人たちは他機種より緊張して仕事にあたるそうです。 次々に部品を研磨していく職人。このカドのところが難しい…。

    「仏王だから…。」職人たちは他機種より緊張して仕事にあたるそうです。

    次々に部品を研磨していく職人。このカドのところが難しい…。

  • 他の製品とは違った<しっとり感>の秘密はここだったんですね。
  • 「仏王」の塗装工程で手間がかかるところは、笠・台輪等のモッコ面を研磨するときだといいます。それまでの平面的な研磨のリズムから一転して立体的になり、さらに二重あごのような面はリズムを取りにくい構造になっているのだそうです。
  • 加えて総ネリ(四方厚板貼り)という高級品なので、細部にまで気を配ります。
  • 普通の仏壇(仏王以外)の場合、塗装で困るのは<木地の仕上り具合>があまり良くないところだそうです。木地の仕上りは塗装工程にも大きな影響を与えます。
  • その点、仏王は木地が綺麗に仕上がっているので塗装がよく馴染むのです。
  • 一流の塗装職人に塗装された部品は組立てた後、仕上げ工程に入ります。
  • 三点ベルトサンダーという機械で、波のように研磨。熟練の技です。 仕上げは手で丁寧に研磨します。 表面に塗料を滲み込ませるように塗り込みます。しっとり感が出ます。 ガンで塗料を吹き付けているところ。ムラの出ないように気をつけます。

    三点ベルトサンダーという機械で、波のように研磨。熟練の技です。

    仕上げは手で丁寧に研磨します。

    表面に塗料を滲み込ませるように塗り込みます。しっとり感が出ます。

    ガンで塗料を吹き付けているところ。ムラの出ないように気をつけます。

    仏王を作る職人たち ~仕上げ~


  • 仕上げは塗装職人、横田博文が手掛けています。
  • 横田博文は塗装仕上げの請取り職人です。
  • 職人歴は30年を超えました。仏王の仕上げは最初から彼の手によります。
  • 仏王が他と違うところは、見た目のすっきり感だといいます。
  • 木目がくっきりしてすっきり仕上り、やぼったさが全然ないのだそうです。他の仏壇と比べてみればよくわかります。
  • 仕上げで気を付けているところは、そうした感覚を損なわないように仕上げるところだそうです。
  • 塗装職人:横田博文 すっきり感を損なわないように細心の注意を払っています。

    塗装職人:横田博文 すっきり感を損なわないように細心の注意を払っています。

    豊富な種類 ~サイズ展開と材料~


  • 仏王の生産期間(リードタイムといいます)は約1ヶ月半~2ヶ月、一回に出来る本数は22号で8本、25号で6本程度までです。
  • 22号サイズで始まった仏王は翌年20号サイズ(平成8年)を投入後、毎年のように新サイズを追加し、25号(平成9年)、30号(平成11年)、18号(平成13年)、18×43号(平成21年)20×43号(平成22年)と増え、ラインナップも豊富に取りそろえました。
  • 材質も紫丹と本黒檀は全サイズ、20号と22号ではさらにシャム柿と本欅があります。どの材料も最高のものを選んで使います。
  • 仏王に使われている本黒檀はインドネシア、スラウェシ島産の縞黒檀を使っています。
  • スラウェシ島産の縞黒檀は材料の中でも最高級クラスのものといわれていて、希少価値があり年々価格も高騰しています。近年は市場に出回らない状態が続いています。
  • そんな中で「仏王」に使われる材料は一番いいところを選んで木取りされたものを使います。そして総ネリ(四方厚板貼り)仕様なので、大量に唐木材を使った、まさに最高級クラスの仏壇なのです。
  • 現在ではこれだけの量の唐木材を使って作られる仏壇は「仏王」の他にはほとんど見かけることがありません。
  • サイズも材質もお好きなものをお選びいただけるよう取り揃えています。

    サイズも材質もお好きなものをお選びいただけるよう取り揃えています。

    細部に至るこだわり


  • 「仏王」を構成する部品は18号で154部品・336点材、22号で174部品・364点材、30号では208部品・552点材もあります。
  • 笠・台輪のコーナーはモッコ面と言われている面の取り方をしています。
  • モッコ面は加工に手間がかかり、高度な技術が求められます。
  • 背面の裏板には桟仕様が施され、後ろから見ても手抜きのないデザインになっています。
  • 障子にある上下の腰枠部もそれまでのデザインにはありませんでした。「仏王」で初めて試みられたのです。
  • 蝶番は仏王のために特別作成したオリジナルの透かし柄のデザインです。
  • 宮殿部分は唐木材の総無垢仕様。
  • 前桝(まえマス)は桝受け(マスうけ)組ケタ付き。
  • 天井回りは前桝(まえマス)の上に三方桝(さんぽうマス)、その上に船底格天(ふなぞこごうてん)というそれまで見たことのない豪華さです。
  • ランマは唐木の無垢の厚板に彫刻を施しています。
  • モッコ面 背面の桟仕様!手抜きなし! 上下に腰彫刻 オリジナル透かし柄の蝶番

    モッコ面

    背面の桟仕様!手抜きなし!

    上下に腰彫刻

    オリジナル透かし柄の蝶番

  • ランマは取り外し式になっており、手に取って鑑賞できるようになっています。
  • コーラン(高欄)の継ぎ目にはシノ加工と呼ばれる補強がなされています。これは万が一落してもバラバラになることを防ぐためです。
  • 地袋戸内側左右は、戸を閉めたときに隙を隠すためカギ込みが施されていますが、左右で位置を違えています。
  • ネコ戸の内側も同じように加工されています。実際に触ってみれば確かめられます。こういった見えないところのこだわりが随所にあるのが「仏王」です。
  • 膳引き前の彫刻も、他に類を見ない豪華な装飾。
  • 豪華な天井周りのデザイン! シノ加工で補強! 隙間が見えないようにカギ込みが成されています。 膳引きの彫刻

    豪華な天井周りのデザイン!

    シノ加工で補強!

    隙間が見えないようにカギ込みが成されています。

    膳引きの彫刻

  • 膳引きはキズが付きにくいようガラスが嵌め込まれています。
  • 膳引きのガラスのデザインは、仏花である蓮の花をモチーフにしていてサンドブラスト加工が施されています。
  • 膳引きひとつとってみても、他の仏壇とは格段にその作りが違います。その厚み、仕様、重さ、豪華な前彫り、フローリング加工、蓮入りガラスなど。
  • 化粧柱は、唐木材の厚板を三方から貼り付けたものをロクロ加工しています。
  • 化粧柱中央は唐木無垢の<籠彫り(かごぼり)>と呼ばれている仕様です。豪華さがひときわ引き立っています。
  • 引出しはロッキング加工が施され、後方のカドの面を大きく取り、スムースに出し入れできるようになっています。
  • 裏板の金は仏王のみに使われている和紙仕様の金紙です。
  • ガラス/仏花「蓮」/フローリング/ガラスの天板etc. 化粧板中央は唐木ムクの「籠彫り」仕様 堅牢!ロッキング加工 豪華絢爛!和紙仕様「金紙」

    ガラス/仏花「蓮」/フローリング/ガラスの天板etc.

    化粧板中央は唐木ムクの「籠彫り」仕様

    堅牢!ロッキング加工

    豪華絢爛!和紙仕様「金紙」

    彫刻のデザインの話


  • 仏王の彫刻は多くの動植物がモチーフとして使われています。
  • <ランマ>には牡丹と孔雀、<障子の腰>には上部に瑞鳥、下部には四君子(梅・竹・菖蒲・菊)、<須弥芯>に龍、<余間>には阿吽の獅子、<雲>に鳳凰、<破風>には恙(つつが)、唐草や松の意匠も見られます。
  • 恙(つつが)とは象鼻の獅子とも言われています。
  • 恙(つつが)と龍はそれぞれ昼と夜の守り神と言われている架空の生物です。仏壇の中から家と家族の守り神として見守っているそうです。
  • ランマには牡丹と孔雀 障子の腰、瑞鳥と四君子 須弥芯は守り神「龍」

    ランマには牡丹と孔雀

    障子の腰、瑞鳥と四君子

    須弥芯は守り神「龍」

    加工の難しさ


  • 特徴的なデザインの下台棲板はサンプルを何度も作成して、バランスのとれたカタチに仕上っています。
  • 加工で一番手間のかかるのが、この下台の「棲板」で前と横の角度を取るところです。
  • さらに下台棲板部分をフローリングにして一枚一枚手作業で貼り付け、柔らかい丸みを帯びたデザインラインが引き立つように仕上げます。職人技が要求されるところです。
  • 破風には守り神「つつが」。象鼻とも呼ばれています。 余間には「阿吽の獅子」 柔らかい丸みを帯びた特徴のあるデザインライン

    破風には守り神「つつが」。象鼻とも呼ばれています。

    余間には「阿吽の獅子」

    柔らかい丸みを帯びた特徴のあるデザインライン

    仏王の重さ


  • 重量は18号で約120kg、22号で約150kg、30号になると約250kgにもなります。これは唐木材が多量に使われ、比重が重いためです。
  • そして仏王だけが残った


  • 「仏王」は、平成7年に発表してから現在まで、長きにわたって売れ続けています。
  • これまでに1,000本を超える本数の「仏王」が作られ、全国のご家庭にご安置されています。
  • 「仏王」が世に出てから「仏王」を超えるほどの仏壇が現れていないということが「仏王」の完成度の高さを物語るのではないでしょうか。
  • 「仏王」に匹敵する仏壇も何度か開発したのですが、結局「仏王」だけが残ったのです。
  • これまで、最高級品として「仏王」を選ぶ人が圧倒的に多かったのです。
  • どうしてそれだけ「仏王」が支持されているのでしょうか。その理由を尋ねますと、「仏王だから」という返事が返ってきました。
  • 仏王の魅力


  • 「仏王」の良さは一体どこにあるのでしょうか?
  • 「仏王」の良さは、失われつつある「職人技が光っている」ところであると言われています。
  • それはデザインであったり、材料の選別であったり、その材料を最大限に生かす使い方であったり、職人の経験からくる勘であったり、研磨や塗装であったり、丁寧さであったり、面の取り方であったり、部分部分へのこだわりであったり、「仏王」の存在そのものです。
  • どの部分にも職人技が光っていて、ひと手間多くかけられています。
  • プロのひと手間ひと手間が積み重なって他の仏壇にはない「仏王の魅力」となっているのでしょう。
  • それにふさわしい名前が「仏王」。
  • ひと目見ただけで気品と風格が感じられる伝統と新鮮さを兼ね備えたデザイン、流れるようなフォルム、細部に至るまで精巧に作られた部品、妥協のない強烈な個性は、長きにわたって培われた仏壇製造におけるノウハウと熟練職人の技術と最高峰の仏壇を目指す設計者による執念の産物なのです。
  • 「仏王」を買った人は例外なく満足されています。